今回は100年以上の歴史を持つ衛生材料の総合サプライヤー、川本産業株式会社のご担当者様にメディカルトラスト社とのお取引のきっかけや導入を頂いてからの感想を取材させて頂きました。
—————–貴社の会社・事業場の概要のご紹介をお願いします。
川本産業株式会社は2024年に創業110周年を迎える医療・衛生材料の総合サプライヤーです。
メーカー業と卸業の機能を活用して顧客の課題に合った最適な商品・サービスの提供ができる点を強みとして、衛生材料、口腔ケアや介護商品などを幅広く取り扱っています。
事業場は現在、大阪に本社・工場があり、その他の拠点は東京、名古屋、広島、福岡となります。従業員が連結で約408名、単体では228名おります。
—————–メディカルトラストとのお取引のきっかけはどういったものだったのでしょうか？
私は人事総務職で中途入社したのですが、その当時はメンタルヘルス不調への未然防止や対応について社内体制が整備されていない状況でした。
ストレスチェックが義務化された際に、メディカルトラストさんの全国医師面談サービスをスポットで利用し始めた事から、産業保健の体制や取り組みについて時間をかけてご相談させていただく中で継続的なお取引を検討する流れとなりました。
働き方改革関連法の制定など、企業の産業保健への取組が高度化していく中、専門家の活用が避けられない状況となり、2022年に本社の産業医の選任にもメディカルトラストさんにお力を貸していただきました。
メディカルトラストさんのサービスに決定した理由については、サービスの内容はもちろんですが、営業担当者の方の真摯なご対応が決め手となりました。
中小企業における人事・総務は、限られた人数で幅広い業務をこなしていかなければならないため、産業保健や健康経営などにリソースを割けなかったり、取り組む時間もあまり持てないというのが正直なところです。
そんな中、担当の河村様は全国医師面談サービス利用の際に時間をかけて事前ヒアリングを行っていただき、弊社の現状に寄り添っていただくだけでなく産業保健体制の在り方等も真剣に考えていただき、とても感激した事を覚えています。
—————–弊社担当者の特徴として、お客様のお話を聞いて、一緒に考えていく者が多いので、そこに魅力を感じていただけたのであれば嬉しいです。実際のサービスを導入してみての感想はいかがですか？
企業の産業保健担当者は、取り扱う情報の特性上、担当者以外は業務の大変さをシェアできない孤独な仕事です。メンタルヘルス関連の問題であれば尚更、誰にも相談できない場面も多いのです。ただ、その中で唯一メディカルトラストの担当者様とはそういった話を共有できるというところは、企業の産業保健の実務を担う者としては、とても心強く感じております。
—————–企業の中での産業保健担当者様の孤独、それは多く企業の同じ立場の方に共感いただけるお話ですね。
産業保健の担当として、誠心誠意、出来ることをし尽くした上で、最終的には会社として判断し対応していくという業務プロセスの中で、産業医の先生、メディカルトラストの担当者様の、知見や長年の実績に基づくご意見などをいただきつつ、一緒に業務を進めるようになってからは孤独という感覚はなくなっていますね。
—————–弊社担当者をお褒めいただいて大変恐縮です。産業医の先生に関してはいかがでしょうか？
産業医の先生とは面談サービスを利用していた時から面識がありました。実際に選任開始となってからは衛生委員会に参加していただいて、毎回かなり力を入れていただいています。中には手厳しいアドバイスを頂くこともございますが、手を抜くことなくいつもしっかり向き合って下さり、本当にありがたいと思いますね。
—————–以前の面接医の立場では役割に限りがあるという状況から、あらたに事業場の産業医の立場に変わられて、より踏み込んだ発言をなさる。そこを川本産業様がよく受け止めていただいて、改善につなげる。本当に良いサイクルを作ってくださっています。
—————–何かさらに今後メディカルトラストに期待されることはありますでしょうか？
特に上場企業に限らず、「健康経営」の必要性が叫ばれるようになりました。
弊社では取り組みが始まったばかりですので未整備な部分が多いのですが、健康課題の抽出や施策などについて今後、メディカルトラスト様にもご相談させていただければと思っております。
—————–メディカルトラストとしても我々担当者自身の知識、情報の質を上げて、サービスを提供し続ける人間を育て、さらに定着させていくことは命題だと考えております。
—————–最後になりますが、貴社にとって産業保健というものに携わる中でやりがいを見つけた瞬間とか、こういった点にやりがいを感じているなどはございますか？
そうですね、すごく難しいですね。正直に申し上げると、デリケートなことを扱うので、しんどいと感じることはございます。ただ、従業員の健康状態が改善して、また仕事に戻ってきてくれて、「ありがとう」と声をかけて下さる場面、悩みを持たれている方にお話を伺って、喜んでいただくといった場面がございます。そういった瞬間は、この仕事をやっていてよかったと思いますね。
—————–ありがとうございます。私たちメディカルトラストも企業の人事担当者や産業保健に携わる皆様を支えられることができるのであれば、何よりだと思っております。なんというか私も明日の元気をいただきました。仕事、頑張ろうと思います。本当にありがとうございます。
